子どもから大人まで幅広い世代への減塩啓発!
減塩意識の高い街づくりを目指して
どんな取り組みなの?

呉市では、がん・心疾患・脳血管疾患などの生活習慣病による死亡率が、県平均や全国平均を上回っていた。この事態を重く受け止め、健康増進計画で生活習慣病予防対策の強化を決意。ちょうどそのころ、呉市内で日本高血圧学会の「減塩サミット in 呉」が開催されたことで、市民の減塩意識が芽生えはじめていたこともあり、

高血圧をはじめとする生活習慣病の原因となる塩分の過剰摂取に着目した
「“はじめよう!減塩生活”おいしい減塩食で健康生活推進」
事業を開始



結果はどうだったの?

特定検診時に測定した食塩摂取量の平均値が3年連続減少!

さらに!ハイリスク群への「塩減(へ)ルス教室」の開催で受講者の
食塩摂取量が減少!

教室受講前の平成26年度の推定食塩摂取量は男性9.8g、女性10gだったが、受講後の平成27年度は男性9.1g、女性8.7gまで減少!


取り組みのポイントは?


減塩啓発リーフレットの配布だけでは効果は限定的、市民が実際に減塩に取り組みやすいようにオリジナル減塩レシピ本を制作した!
「減塩料理は薄味でおいしくない」というイメージを払拭し、市民が自分の生活に取り入れたくなるような具体的な減塩推進手段として「レシピ集」という形で実現した!

生活習慣病予防は大人への啓発だけはなく、若い世代への啓発も重要!子育て世代には離乳食教室を通して、減塩啓発を実施。さらには小、中、高、大学生への減塩教室の開催で、積極的に減塩教育(食育)を実施した!

地域の飲食店と連携と協力をおこない、減塩メニューを提供することで、外食を楽しみつつ減塩できる食環境を地域全体で整えることが重要!
