子どもからお年寄りまで!
学校や企業、小売店などを巻き込み、「下呂・減塩・元気大作戦」で健康寿命延伸をめざす!!

下呂市では、官民一体となり「下呂・減塩・元気大作戦」を実施し、特定健診において、国民健康保険加入者の高血圧の割合が減少するなどの成果が!
2019年に「第8回健康寿命をのばそう!アワード(厚生労働省・スポーツ庁主催)」の最優秀賞を受賞!!

どんな取り組みなの?

国民健康保険加入者の脳血管疾患患者が岐阜県内でワースト1位(2013~2015年度)であったり、子どもが基準値よりも多い塩分を摂取しているという課題に対し、ライフサイクル別に減塩に向けた支援を実施していたものの成果がみられず・・・

2017年度に多業種からなる「減塩推進委員会」を立ち上げ、2018年度には、市長が市政方針に「減塩」を取り入れ、官民一体となって減塩対策に取り組む基盤が完成。
下呂減塩週間や減塩推進協力店を認定し、減塩食品を買いやすい環境を整えた。また学校や企業を巻き込み、減塩教育を実施。市民参加型の「G3フェスタ」を通した啓発活動も実施した。



結果はどうだったの?

- 16店舗の小売店、9店舗の飲食店が減塩推進協力店に認定され、減塩食品の販売数が増加。
- 2020年3月現在、6社の企業が健康増進推進事業所に認定され、今後も企業と市が連携して減塩などの健康教育を実施する予定。
- 2019年度に実施した「G3フェスタ」には500名以上の市民が参加。
世代を超えて参加できるイベントとなった。 - 2018年度の特定健診の結果で、高血圧の人が減るなどの成果がみられたことや、2019年に「第8回健康寿命をのばそう!アワード」の最優秀賞を受賞したことで、市民の「減塩」に対する気運が向上。広報活動も盛んに。



取り組みのポイントは?

- 減塩推進協力店の認定基準としては、一つでも減塩に関する取り組みを実施しているなど、低めに設定することで参加しやすいものに。その後、市の管理栄養士が監修、サポートした減塩メニューを提供する飲食店を増やす試みを実施。
- 国保に加入している方だけではなく、中学3年生以上を対象に尿中塩分測定を実施。また、協会けんぽ岐阜支部でも研究事業として尿中塩分測定を実施。小学校1年生には塩分計を配布するなど、市民が塩分の摂取の多さを自覚できるようにした。
- 2019年度に実施したイベントでは、「市民参加型」を意識。減塩食品の試食や減塩ポスターコンクールの実施など世代を超えて参加できるイベント作りをした。
