全国の健康増進活動を発信「社会にひろげる予防医療!」

企業・健保組合での 活動事例

自治体での活動事例
閉じる

全国の企業・健保組合でおこなわれている健康増進活動の取り組みを紹介しています。
ぜひとも、皆さまの企業・健保組合での活動の参考にしてください。記事は50音順(企業名)やキーワードでの検索が可能です。

50音順から探す

キーワードを追加する

株式会社グッピーズ

社員一人ひとりにいきわたるきめ細やかな指導を実施!
コミュニケーションの活性化で働きやすい職場環境を実現!

株式会社グッピーズは、「Goodな発想で、世界をHappyに。」をモットーとして、人材サービスやヘルスケアサービスを行っています。社員数38名(2020年2月時点)ですが、少人数の強みを活かし、社員一人ひとりにいきわたる健康経営を実施し、2019年には健康経営優良法人に認定されました。「健康管理に関するサービスを扱っている会社だからこそ、ほかの企業の見本となるような取り組みを実施していきたい」と語る、ヘルスケアチームのリーダーで管理栄養士・健康経営アドバイザーである寺田沙也香さん、同チームで歯科衛生士の長谷川いづみさんに、食生活改善に関する取り組みや働きやすい職場環境づくりについて、お話をうかがいました。


管理栄養士がマンツーマンの食事指導を実施。
2チーム対抗でやる気を引き出し、2か月で平均3.5kg減少という結果に!!

健康管理に関するサービスを提供していることから、社員の健康のための働きかけに率先して取り組む必要があるだろうと、取締役社長が2017年に「健康宣言」を提唱しました。社長からの宣言ではあるものの、実際の取り組みはトップダウンではなく、ヘルスケアに関するアプリの開発などを担当しているヘルスケアチームが中心となって、社員主体のボトムアップで開始しました。


最初に取り組んだのは、自社開発のアプリを活用した歩数や体重の測定と記録の推奨です。歩数に応じてポイントが付与されるため、社員全員が現在でも継続して活用しています。その後、いろいろなことに取り組んでみようと、ヘルスケアチームが中心となってダイエットプログラムを実施しました。
2018年に実施したダイエットプログラムでは、社内の管理栄養士が、希望者を対象にマンツーマンで食事指導を実施したり、勤務時間に動画を用いたエクササイズを行ったりしました。当時は今よりも社員数が少なかったので、参加者も5名と少なかったのですが、半年間で14kgの減量に成功した人がいました。
2019年12月には、2か月間にわたって2回目のダイエットプログラムを行いました。BMI25以上の社員を対象にしていましたが、全社的に参加者を募ったところ、BMI25未満の社員の中にも体重を気にしていた人が参加を希望したため、1回目より参加者が増えて、11名となりました。


プログラムの中心は食事指導で、参加者には毎食、食事内容の写真を管理栄養士に送ってもらいました。これに対して、管理栄養士は1日1回「今度はこういう物をプラスして食べたほうが良い」など具体的にアドバイスするとともに、参加者が前向きに取り組めるよう、ポジティブな声かけを繰り返しました。また、参加者のモチベーションをあげるために、紅白に分かれ、チーム対抗で競い合いました。さらに、社内に設置してある体組成計で体重を測定し、体重の減少率をチームごとにグラフ化し、社内に貼り出すことで、やる気を引き出すようにしました。優勝チームには、会社から、減少した体重分、1g=1円のインセンティブが支給されたことも、参加者のモチベーションアップにつながったようです。結果として、最大でマイナス6kg、参加者平均では3.5kg減少しました。
全社的な取り組みとして実施したため、参加していなかった社員の間でも、健康に関する会話が増えたという効果もありました。まだプログラムが終了して日が浅いものの、プログラム終了後も、からだに良い食生活を継続している参加者もおり、リバウンドの防止も含め、経過をみていきたいと思っています。

社員数が少ないからこそ風通しの良い職場づくりを!
働きやすい職場づくりとは……