さあ、予防医療!
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全国の健康増進活動を発信「社会にひろげる予防医療!」

自治体での活動事例

企業・健保組合での活動事例

全国の自治体でおこなわれている健康増進活動の取り組みを紹介しています。
ぜひとも、皆さまの自治体での活動の参考にしてください。記事は都道府県やキーワードでの検索が可能です。

群馬県

地域に根付いた「実践リーダー」が活躍!
「元気に“動こう・歩こう”プロジェクト」

健康づくり活動を促す、「実践リーダー」を育成!
「実践リーダー」が地域に根付いた活動を実践!普及!!

実践リーダー育成研修会の様子。
提携する福祉大学で、2日間に及ぶ講座を受講する。
(提供 : 群馬県)

プロジェクトのなかでも一番力を注いでいるのが、「動こう・歩こう」を広める「実践リーダー」の育成です。「実践リーダー」の育成講座では、多くの人を対象とした単なる県民講座ではなく、健康づくりに対するモチベーションが高い人を集め、その人たちのやる気をさらに引き出せるような仕組みを作りました。 これまで、「運動」「歩く」などの講座の指導者というと、「運動ができる人」「スポーツ歴のある人」というケースが多かったのですが、実践リーダーの場合は運動経験にこだわらず、「動くことをサポートできる人」という目線で推薦・参加していただいています。また、すでに「3年以上、地域の健康づくりに関わっている」、「市町村長や保健福祉事務所長などの推薦が必要」というように対象要件を限定することで、健康づくりに対するモチベーションの高い人が集まりやすいようにしました。
やる気を引き出す仕組みとしては、高崎健康福祉大学に業務委託をして、高度で専門的な知識を提供するのはもちろん、実践可能な計画を立案するためのグループワークを多く実施しています。育成講座の修了時には、参加者全員に、「今後どういうところで活動したいか」「どんな活動ができそうか」などをリサーチし、市町村や企業から「こんな事業をやりたいのですが、協力してもらえる方はいますか?」と依頼された時に、このリサーチをもとに実践リーダーを紹介できるようにしています。
2018年からの2年間で37名の実践リーダーが誕生し、市町村や企業で活動をしています。実践リーダーの職種は管理栄養士、保健師、介護ヘルパー、食生活改善推進員、企業の管理者などさまざまです。このように多様なバックグラウンドの方がいるということは大きな利点があります。
例えば、食生活改善推進員がシニアカフェや親子料理教室などを開催する時に、「動く」について少しだけ話をするとか、保健師が地域の高齢者の「通いの場」を訪問した際に「動く」について話すなど、運動に直接関係のない集まりでも「元気に“動こう・歩こう”プロジェクト」を広めることができました。このような運動がメインでないイベントには運動が苦手な人も参加しているため、私たちのターゲットに直接情報が届けられるという大きなメリットがあります。実践リーダーの活動は反響が多く、今では地域や企業から「うちでも、『元気に“動こう・歩こう”プロジェクト』を教えてほしい」と声がかかるようになりました。
何かの事業を実施する際、一から十までのすべてを県の職員だけで進めることはできません。地域の「どこで、だれに、何を」やってもらうかを考えることが大切です。実践リーダーは、県の立場からでは想像できないような、地域に根付いた企画を提案、実施してくれており、今後の活躍に期待しています。

3年目の2020年度にめざすのは「定着化」!
このプロジェクトの反省を活かし、今後の展開につなげる!

そのほかの取り組みとしては、「元気に“動こう・歩こう”プロジェクト」の実践を支援するためのツール「ぐんま元気アプリ」を作成・公開しています。このアプリでは、地域の健康スポットをつなぐ「ふるさとぐんま健康のみち」のウォーキングコースや、「関東ふれあいの道」のトレッキングコースを紹介しており、実際にコースを歩くと移動距離や消費エネルギーが表示される仕組みになっています。
また、このアプリを活用して、ウォーキングコースを踏破するたびにぐんまちゃんマークがもらえる「ビンゴチャレンジ」を企画しました。3人1組の参加として、仲間と一緒に歩くことをコンセプトとして実施しましたが、目標の参加者数には到達しませんでした。ターゲットを絞り切れなかったことやアプリ自体のインセンティブを上げる必要性があることなどの課題が明確となりました。
「元気に“動こう・歩こう”プロジェクト」は、2020年度で3年目となり、「定着化」をめざします。しかし、現状では、この1年で定着させることは難しいと思っています。実践リーダーの良い事例を発信し、定着させる必要がありますし、「ビンゴチャレンジ」では、ライフステージに応じた取り組みが必要であることがわかりました。2020年は県民健康調査を実施するので、県民の歩数が増えていることを期待していますが、たとえ大幅に増えていなくても、このプロジェクトをもとに、次にどのように発展させるかを新たな課題として、県民の健康寿命の延伸につなげていきたいと思っています。

群馬県はこんなところ!

群馬県には上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)などの山々や、尾瀬、利根川などの清流といった豊かな自然、草津や伊香保、水上、四万をはじめ、たくさんの温泉があるよ。
上州和牛や下仁田ネギ、しいたけなどの豊富な農畜産物や、「おっきりこみ」(煮込み麺料理の一種)に代表される粉食文化を誇り、自動車産業や伝統工芸品など、さまざまな産業も発達しているよ。
東国文化の中心地として栄えた証で、古墳や遺跡などもたくさんあって、2014年には世界文化遺産に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」があるよ。古くから受け継がれてきた文化が根付いているところなんだね。

企業・健保組合での活動事例