さあ、予防医療!
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全国の健康増進活動を発信「社会にひろげる予防医療!」

企業・健保組合での
活動事例

自治体での活動事例

全国の企業・健保組合でおこなわれている健康増進活動の取り組みを紹介しています。
ぜひとも、皆さまの企業・健保組合での活動の参考にしてください。記事は50音順(企業名)やキーワードでの検索が可能です。

  • コラボヘルス

TOTO株式会社

継続は力なり!
ヘルスケアセンター、健保組合、労働組合、各拠点の“コラボヘルス”を推進し、有所見率の低減を実現!

福岡県北九州市にあるTOTO本社(提供:TOTO)

福岡県北九州市にあるTOTO本社(提供:TOTO)

「一人ひとりの個性を尊重し、いきいきとした職場を実現します。」を企業理念の一節に掲げるTOTO株式会社では、2006年に開設されたヘルスケアセンターを中心に、健保組合や労働組合、全国各拠点が連携して健康づくり施策を展開。2014年度から定期健診、二次検診、保健指導の3つについて受診率100%を継続するなど、具体的な成果につながっています。経済産業省と日本健康会議が認定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に3年連続選定されており、経済産業省と東京証券取引所が主催する「健康経営銘柄」でも5年連続で選ばれるという目覚ましい活躍で注目を集める同社の取り組みについて、人財本部ヘルスケアセンターの藤江昌明所長と小松恵美子さんにお話を伺いました。

健康リスクの増大に備え、予防型施設「ヘルスケアセンター」を開設

TOTOグループは、グループで働く人々を「人材」ではなく「人財」と表現し、多様な人財が安心して働き、いきいきとチャレンジできる会社を目指しています。健康経営はそれを下支えするものであり、全従業員が持てる力を存分に発揮できるよう、健康管理・メンタルヘルス対策・健康増進(健康づくり)を3本柱とした健康配慮の取り組みを展開しています。

ヘルスケアセンター(提供:TOTO)

ヘルスケアセンター(提供:TOTO)

当社はかねてより従業員の健康管理・健康増進を進めてきましたが、本格的に健康経営に取り組むきっかけとなったのが、従業員の高齢化です。高齢化が進めば健康リスクも高まります。そこで2006年4月に、本社・小倉第一工場内にあった治療型・対症療法型の診療所を廃止し、予防型・リスク管理型のヘルスケアセンターを新たに設立。病気やケガ、体調不良が起きてから治療するのでなく、従業員の健康意識を高めて自主的に健康管理・健康増進に取り組んでもらえる環境づくりを推進し、健康リスクの低減を目指すことになりました。

ヘルスケアセンターは本社・人財本部内に位置づけられています。グループ全体の健康管理・健康増進活動の方針を決め、取り組みを推進するための環境づくりを行うとともに、生活習慣病予防の活動や情報収集、相談・助言などの役割を担っています。

ただ、当社は国内で16,700人余りの従業員が働いており、国内での販売拠点は13箇所、生産拠点が20箇所、海外でも18の国と地域で事業を展開しています。ヘルスケアセンターだけで全従業員の健康管理を担うのは困難であることから、各拠点に従業員500人に対して1人の割合で産業医・保健師など産業保健スタッフを配置し、連携しながら取り組みを進めています。

地道な声かけが利いた! 定期健診・二次検診・保健指導の3つの受診率100%を達成!!

健康配慮の施策のひとつである健康管理に関しては、定期健診の実施と事後措置を徹底し、定期健診、二次検診、保健指導の3つの受診率を100%にする目標を掲げて取り組んできました。定期健診受診率が100%は当然のことですが、二次検診の受診率と保健指導の実施率に関してはヘルスケアセンターが旗振り役となり、各拠点一丸となって目標達成を目指しました。具体的には、定期健診で再検査や精密検査が必要と判断された従業員が二次検診と保健指導を受けるまで、各拠点の保健師・人事担当者に声をかけ続けてもらいました。「忙しいから時間が取れない」と言う従業員もいましたが、本人の了解を取り、保健師や人事担当者から上司に連絡して検査・指導を受けられるよう業務の都合をつけてもらうなど、さまざまなアプローチを続けた結果、2014年度に3つの受診率100%を達成し、以来2018年度まで維持し続けています。各拠点の保健師・人事担当者の地道な声かけにより「受けないのはおかしい」という空気が醸成され、風土として根づいていった結果だと思っています。

保健師指導の様子(提供:TOTO)

保健師指導の様子(提供:TOTO)

メンタルヘルス対策に関しては、毎年ストレスチェックを実施しており、強制ではないものの約95%が受検しています。また、新入社員の入社時研修で、心と身体のセルフケアについての講話を実施したり、これまで任意で行っていた管理監督者研修の受講を必須とするなど、対策を強化しています。さらに、管理監督者のメンタルヘルス研修の受講対象者を、部課長だけでなく係長や現場リーダーにまで拡大し、早期発見・早期対応に努めています。

ユニークな健康イベントを多数開催! 従業員の健康意識向上につなげる!!

定期健診の有所見者やメンタルヘルス不調者、病気治療中の従業員に対して、産業保健スタッフや職場上司、人事担当者が連携して継続的に面談やフォローを行うなど、重症化予防・再発予防に取り組む一方で、健康な人が将来有所見者とならないよう、生活習慣病予防を推進することも重要です。そのため、従業員の健康意識を高めるため、社内のイントラネットを活用して「健康づくり応援サイト~元気でやっTOTO~」をオープンし、健康に関する情報発信や禁煙支援などのコンテンツを展開しています。その他、健康川柳の募集や肺年齢測定会、体力測定会、ウォーキングイベント、ヨガ教室など、遊び感覚で楽しめるさまざまな健康イベントを実施しています。

プロ(ラグビー選手)から学ぶからだの使い方(提供:TOTO)

プロ(ラグビー選手)から学ぶからだの使い方(提供:TOTO)

健康管理・増進の方針はヘルスケアセンターで定め、各拠点で年間活動計画を作成し、実施します。イベントのマンネリ化を避けるため、例えば本社では今年「ラグビー選手が教える体の使い方」など、流行をうまく取り入れたユニークなイベントを企画し、好評を得ました。また、職種や勤務形態によっては就業時間外のイベントへの参加が難しいこともありますが、各拠点ではできるだけ多くの従業員が参加できるよう、昼休みに食堂の近くで血圧測定や体力測定、体操などを行うといった工夫もしています。
イベント参加者は年々増加しており、2017年度は延べ約1,400名、2018年度も延べ約1,500名が参加しました。従業員の健康に関する関心度は徐々に高まっていると思います。

定期健診・二次検診・保健指導の3つの受診率100%だけじゃない!
他にも具体的な成果が……

自治体での活動事例