さあ、予防医療!
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全国の健康増進活動を発信「社会にひろげる予防医療!」

企業・健保組合での
活動事例

自治体での活動事例

全国の企業・健保組合でおこなわれている健康増進活動の取り組みを紹介しています。
ぜひとも、皆さまの企業・健保組合での活動の参考にしてください。記事は50音順(企業名)やキーワードでの検索が可能です。

株式会社タニタ

「健康をはかる」企業から「健康をつくる」企業へ。メタボ社員ゼロを目指した独自の健康プログラムで健康意識の向上と医療費の適正化を実現!

歩数計が認証ツールになり、体組成計の計測をより簡単に。
チーム内で声かけしあう仕組みも

体組成計にかざすと本人の認証ができる活動量計

体組成計にかざすと本人の認証ができる
活動量計

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体組成や血圧、歩数の計測とデータの蓄積は通年を通して行いますが、健康プログラムについては、10月から3月にかけて施策に沿った取り組みやイベントを行い、4~5月で解析し、明らかになった健診の結果や医療費の情報と照らし合わせて翌年の施策を決めていくというサイクルで実施しています。
スタートから9年目を迎え、社員の健康に対する意識は大きく変化してきました。もともと意識は高い社員が多かったのですが、週末にジョギングを始めたり、ハーフマラソンに挑戦したりするなど、積極的にからだを動かす人が増えています。中途入社の社員は、食事の摂り方やお酒の飲み方について意識の高い周囲の社員の影響を受けるためか、入社後しばらくすると体調がよくなって驚いていると聞きます。

体組成計にかざすと本人の認証ができる活動量計

リフレッシュスペースに設置された体組成計

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さらに今後も健康プログラムを継続するためには、常によかった点と悪かった点を探った上で、改善や工夫をしていくことが欠かせません。
プログラムスタート当初から意識していた、「簡単に」「楽しみながら」取り組みが続けられるように、計測したデータを転送するシステムも随時見直しを行ってきました。歩数計はチップを内蔵し、認証ツールとして機能します。体組成計にかざせば本人を認証し、身長や年齢などの情報を入力することなく、簡単に計測ができるようにしました。
現在配付しているのは歩数計ではなく、消費カロリーもわかる活動量計です。配られた当初は持ち歩いていても、日々のデータをある程度把握すると、持つ意義が薄れてくることもあり、身に付けていない社員も出てきました。そこで平成29年度下期からの取り組みとして、活動量計と社員証を一体化し、オフィスの入退室に必要不可欠なものにし、社員全員が身に付けることを実現したいと考えています。
また、専用サーバへのデータの転送は、社内でしかできないと土日には行えません。そこで、外出先でもできるようにコンビニエンスストアと提携して、店内の情報端末からデータを転送できるようにしています。現在では全国14,000店舗からデータを転送できます。
2週間に1度、体組成計や血圧計ではかったデータを転送するというルールを設けていますが、転送していない社員には、管理サーバから「データを測るのも仕事のひとつですよ」とメールを送る機能もつけました。メールを無視してもペナルティがあるわけではありませんが、本人だけでなく同時に同じ部門の全員に情報が届くので、周囲が声をかけあうようになっています。
歩数イベントも個々で争うだけでなく、平成23年度から部門ごとに争う団体戦を取り入れ、部門内で団結しながら上位を目指すイベントとしています。

利用料金無料化の効果は今ひとつ…
それならと、ポイント制や豪華賞品でやる気をアップ

平成26年度には運動をサポートするために社屋の近くにあるスポーツクラブと提携し、月4回までは無料で利用できるようにしました。しかし、利用率は2割程度で、社員に尋ねると「利用後汗をシャワーで流したのに帰宅中にまた汗をかくからいや」「自宅の近くにあるなら利用する」という声が上がりました。そこで、平成27年度は提携するスポーツクラブ全店で利用できるようにしましたが、利用率は3割までしか上がらず、費用対効果が良いとはいえないため同年度で終了しました。平成28年度からはタニタが展開している「フィッツミー」というフィットネスクラブで提供しているサーキットトレーニングができる環境を社内に用意し、いつでも利用できるようにしました。
モチベーションを高めるためには、利用料を無料にするだけでなく、表彰状や賞品、ポイント制の導入が有効という感触を得ています。歩数イベントの上位入賞者には表彰状を贈り、賞品も健康増進に寄与する野菜であったり、金一封であったりするなど、毎回趣向を凝らして用意しています。ポイント制は28年度から取り入れたもので、歩数によって、あるいは運動施設の利用など何らかの課題をクリアするとポイントがつき、ギフトカードなどに換えることができるようにしました。社員の家族もポイントを貯めて合算できるので、ポイントを増やすために家族で協力しあうこともできます。

プロジェクトへの推進員制度導入と、
社員一人ひとりの「健康宣言」によりさらなる意識向上へ!

平成26年に、社長が社外に向けて「健康宣言」を行いました。「生活習慣病」「睡眠、休養」「禁煙」への取り組みに力点を置きながら、健康づくりを推進することを宣言したのです。健康プログラムに注目が集まったことから、さらなる推進のために組織を作って取り組むこととし、産業医や保健師、管理栄養士などの専門職や総務・人事部門、タニタ総合研究所などで構成されるタニタ健康プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトは、営業部門、企画部門、技術部門など各部門に、1名ずつ推進員を置くという部門横断組織としました。推進員は施策を理解し、その内容やイベントの特徴、賞品などを周囲に伝えて浸透させる役割を担っています。健康に関する専門職ではなく、健康プログラムにあまり熱心ではない社員にあえて推進員を依頼し、本人の意識を高めるきっかけにもできればと考えています。
社長が健康宣言をしたとき、社員もそれぞれ健康宣言を行いました。銘々が定めた健康宣言は、社内のグループウエア上で見ることができます。自ら目標を定めて宣言し、第三者にもその内容を見られることは、目標に取り組むモチベーション向上につながるのではないでしょうか。

株式会社タニタヘルスリンク代表取締役社長 丹波隆史さん

経済産業省の「健康経営優良法人」認定制度が始まった際、タニタは以前から社員の健康が経営の健全化に関わると考えてきたことから取得に向けて動きました。所属する健康保険組合に健康づくりへの取り組みについて報告書を提出し、経済産業省に申請を提出して、平成29年8月に無事認定されました。下期から始まる本年度の健康プログラムでは、健康宣言時に掲げた目標の達成率向上を目指し、これまで効果があったものを続けつつ、新たな取り組みを行っていきます。
例えば、睡眠・休養への取り組みとして、睡眠の状況を把握し、ストレス状態の早期発見に努めます。残業時間が長い社員は比較的ストレスも多いのではないかと考え、良質な睡眠がとれているかどうか、タニタが開発した睡眠の状態を把握できる睡眠計を貸し出し、睡眠の状態をはかってもらう予定です。「はかる」ことによって可視化された情報から、必要とされる新たな対策が講じられるのではと期待しています。

タニタはこんな会社!

東京都板橋区に本社がある株式会社タニタは、シガレットケースや貴金属宝飾品などを扱う谷田賀良倶商店として1923年に創業したんだ。その後、家庭用体重計やクッキングスケールなどを製造・販売。「はかる」ことが健康につながると考えて、計測機器を開発し続け、1990年代には世界で初めて乗るだけで計測できる体脂肪計を発売したんだよ。最近では、体組成計や睡眠計などの「健康をはかる」機器だけではなく、「タニタ食堂」や「タニタ健康プログラム」といった「健康をつくる」いろんなサービスも提供しているんだ。

株式会社タニタ (http://www.tanita.co.jp/)

本社 : 〒174-8630 東京都板橋区前野町 1-14-2

事業所数 : 5営業所(東京・大阪・名古屋・福岡・北日本)

事業内容 : 家庭用・業務用計量器
(体組成計、ヘルスメーター、クッキングスケール、活動量計、歩数計、尿糖計、塩分計、血圧計、睡眠計、 デジタルカロリースケール、タイマー、温湿度計)などの製造・販売

グループ会社 : 株式会社タニタ秋田、株式会社アイヘルスケア、株式会社タニタフィッツミー、株式会社タニタヘルスリンク、株式会社タニタ総合研究所、株式会社タニタ食堂、あんしん保険販売株式会社 など

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